アート×旅のブログ

都内の美大に通うが実技試験を受けずに入るイレギュラー美大生。絵なんか一回も描いたことないけどアートは好き。タイトルは旅とアートだけど割と中身は自由に書きますヨ。最近は制作日記的な要素も含みます

予想外の積雪に登るのに苦労した西岳!

この日、親戚の登山ガイドをしているおじさんと一緒に編田山に登ろうという計画が天気の関係で編笠山に変更、訳あって横の西岳に登った。

 

自分はとても雨に恵まれた男、つまり雨男で小中高のほとんどの校外行事は雨だった。

 

登山日の前日昼間は雨降って夜には雪が降り1日経つとあたり一面真っ白だった。天気は曇りだがなんとかもちそうなので、登る山を編笠山に変更した。

朝の6時に起きて7時に出発、途中のセブンイレブンで行動食と山頂で食べるご飯を買って登山口に向かった。

登山口前の駐車場にはすでに一台の車が止まっていて、ちょうどおじさんが入山する準備をしていた。自分たちの準備がととのいいざ編笠山へ!

前日に雪が結構降ったのでしょっぱなから登山道が見えなかったが木の目印やおじさんが道を知っているので指示を聞きながら先頭を歩いた。歩き始めて30分ほど経つと登山道もだんだんと本格的に岩がゴロゴロしていたり道が細くなってきて雪も足先がすっぽりと埋まってしまうほどの積もっていた。だんだんと足が重い。。。歩くたんびに雪を足でかき分けながら進むので割と序盤からキツイ.....雪の下が見えないのでゴツゴツした岩に足を滑らしたり深かったりなどでどんどん体力が削られていく。ほぼラッセル(雪をスコップやその他の道具のなどを使ったりして雪をかき分けながら進んでいくこと。今回はひたすら足で雪を踏み固めて登っていった。)をして登っている状態。。。

もうちと、パーティーメンバーがいると10分交代でラッセルをしたりするのだがこんかいは2人。。

2時間ほど歩くと林道に出て、そこからおじさんがちょっとショートカットしていこうと正規ルートではなく別のルートでいくことになった。

だが、ショートカットルートから正規ルートに戻る場所があまりの積雪に進むことができなかった!!!涸れ沢を横切るルートだったのだが雪のせいで岩が見えずちょっと危険ということで急遽、編笠山の横の西岳を目指すことになった。

雪がない時は小学六年生が遠足で登るレベルの山だというのに、雪が降っただけでこんなに大変になるとは。。。

 

自然の力は偉大だなぁ

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標高2000メートルも超え、だんだんと木々の背が低くなってきたあたりで一段と雪が深くなってきた。。。

脚が、脚が、脚が、重い・・・

 

山頂が見えると雪もラストスパートをかけたかのように、膝上ぐらいまで深くなった。もう脚が上がらなかったのでなるべく体の重さを分散すべく腹ばいになりながら登頂したww

 

雪の山は全ての音が雪に吸収されてしまうので聞こえるのは自分の息と心臓音だけだ。心臓の音なんて普段は聞こえもしないだろう。だがここでははっきりと聞こえるのだ。

あとはシーーンとした静けさ。まるで宇宙にきているような感覚に陥る。

これを表現するには何を使ったらいいのかこれからの課題である。

白い世界にポツンといる自分。自然て素晴らしい。そうしみじみ感じることができるから雪山は素晴らしい。

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さて。ある程度感度したあとはお待ちかねの5つ星ランチである。

といってもただのカップ麺。だがただのカップ麺とは言わせない!

山で食べるカップ麺がどんな料理よりも一番うまいのだ!!!疲れ切った体にしょっぱさがしみるしみる。くぅ〜〜たまんね〜。 ぜひ山に行ったら試してほしい。たまらなくうまい。

 

雪山の山頂には長くはいられないダラダラしていると今度は体が冷えてきて寒くなってきてしまうのでご飯を食べ終えたら速やかに撤収!そして下山である。

 

雪がクッションとなって普段の下山よりは楽に感じた。まぁすべって転ぶけど。雪があるからへっちゃらへっちゃら。6時間ほどかけて登った山を1時間30分ほどで帰ってきた。

帰りながら自分たちがつけた足跡を辿って帰る。ラッセルは次に雪がどかっと降るか、雪が溶けるまで自分たちのあるいた跡が残り、その足跡をたよりに次の登山者が登っていく。ちょっとした先駆者のようで、冒険している感じが一層ましたように思った。

 

また雪山に登ろう。そしてもっと旅がしたい。