アート×旅のブログ

都内の美大に通うが実技試験を受けずに入るイレギュラー美大生。絵なんか一回も描いたことないけどアートは好き。タイトルは旅とアートだけど割と中身は自由に書きますヨ。最近は制作日記的な要素も含みます

週末ヒッチハイク『新潟-2/2編』

朝起きたのはたぶん9時ごろ。

チェックアウトは10時だけど昨日、宿のおじさんにあまり気にせずゆっくりしていっていいと言われたのでとくに焦ることもなく、ぼーっとしていた。

すこしして彼女も起きた。

昨日の話をして早くも思い出しをしているとお腹がへった。

その時、そういえば昨日買ったケーキを思い出した。

 

「お腹減ったから昨日のケーキ食べない?」

「いいよ〜」

 

ケーキを袋から取り出すと彼女がちょっとまって〜といってごそごそとバッグからなにやら取り出した。

取り出したものとは、ローソクだった。

「ふっふふ〜 ちゃんと用意してきたから!」とニコニコしながらケーキにロウソクをさす。

バースデーソングを歌ってから火を消した。

21歳になった。

 

ケーキを食べて、またごろごろした。

ごろごろしてたら12時近くになった。

そろそろ帰らないと…

 

出発の準備をして部屋の片付けをし、鍵を閉めてチェックアウトすべく受付に行った。

お会計をしてお礼を言うと、おじさんが言った。

「ここを出て右に進んだ港で、お祭りがやっているから良かったら寄ってみてください」と。

面白そうだったしきっと行けば何か食べれるものがあるだろうということになり行くことにした。

 

行ってみると“おさかな祭り”なるものが催されていた。

港に入ってみると、お魚ふれあいコーナーがまず手前にありふれあうことに。

ほとんどそこにいるのは小さい子供たちだったが、彼女は気にすることもなく空いている隙間にはいって小さなサメを触る。

f:id:momosuzu3:20190611215904j:plain

 

f:id:momosuzu3:20190612005311j:plain
何やっても楽しそうだからついつい写真を撮りたくなってしまう。

 

満足いくまで触ったあとその先に行くと海上自衛隊の船や自衛隊でつかうジープなどが置いてあった。

それをみようと自衛隊の方々がいたテントの前を通ると声をかけられた

「あれ〜、なんか自衛隊にぴったりの髪色してるね〜!よかったらアンケート答えてよ!お土産あげるよ〜」

いやいや、絶対入隊したら黒染めさせるやろあんたらw

 

そんな感じでアンケートに答えることになって話していると

「どこから来たの〜」

「東京でーす」

「え、東京?車?」

「そーでーす。ヒッチハイクでーす☆」

「えぇ!? ヒッチハイク? なんか楽しそうなことやってんね〜!」

みたいな感じでだんだんと仲良くなり名刺をいただきLINEの交換までした。

もちろんちゃんとアンケートは書きました。

この方は海上自衛隊のヘリの整備をしているそうで、いろいろ海上自衛隊の魅力をたくさん話してくれた。

まぁざっくりいうと、場所を選べばみんなが思っているような過酷な生活はナイぜっ!

ということらしい。割と面白そうかもとか思っちゃった。

 

ただ一つ、なんかの話でちろっと結婚の話になり

「うちの嫁、自分で言うのもなんだけどめちゃくちゃ美人なんだよ!」

自分ら「お〜〜〜」

「でも、だめだ。性格が!」

いやいやかわいそうだから、そんなに否定しないであげてw

 

お話を終えて別れてから、やっと目的のジープをみた。

それとテントにはスタンプもあったので彼女は自分の手帳にスタンプを押していた。

 

つぎに空腹7分目の腹を満たす為に、ご飯を食べることに。

せっかくだから新潟産の物を食べたいね〜となり、炊き込みご飯を売っているテントがあったのでそこで二つ購入した。

これまた、米がうまいんだ〜〜!

 

食べ終え、そろそろ帰る為にヒッチハイクをすることに。

まずは長岡までいって長岡ICから関越自動車道に乗ろうという計画を立てた。

もちろん彼女はこの計画には一切関与していない。なぜなら横で全力で息をしているからだ。ハッハッハ

 

港の前の道でまずはヒッチハイクしようと思った。

スケッチブックには【長岡方面】とかいて立っていた。

15分ぐらい立っていただろうか、向かいの道路から祭りの関係者であろうおじさんたちがそこの道は多分捕まらないから、この横の道をいった先に8号線があるからそこでやるといい。

とのアドバイスを受けさっそく移動を開始。

 

移動先の道でヒッチハイクを再開!

割と車通りのある道だが20分立っても捕まらない。

こういう時は少し移動すると止まってくれるジンクスがある(自分の中には)

なのでちょっと先に進んでみた。

 

移動してから10分ほどで車が止まった。

男性が一人乗った車だった。よかったら乗っていくといいといってくれたので、もちろん乗せていただいた。

お兄さんは富山から長岡に帰る途中だったそうでその帰りに自分たちを見つけたそうだった。

なんかおもしろそうだったしその髪がめっちゃ目立つから止まったといっていた。

割とこのピンクの髪、ヒッチハイク向きなのでは。。?w

 

長岡に向かってる最中、お土産を買うことをわすたことに気がついた。そこでお兄さんに長岡ICの近くにはなにかあるか聞いてみると

「ん〜あそこはなにもないかなぁ」と言われてしまった。

どっかのSAで買うかと思っていたら

長岡駅になら売ってるかも、寄ってみる?」

といってくれた。

感謝!!!

 

そのまま長岡駅まで連れていってくれた。

自分は日本酒のお土産を買いたかったのでぽんしゅ館というところを紹介してくれた。

そこで自分は日本酒セットの土産を、彼女は米を買っていた。

 

買い物を終え、車に戻り長岡ICまで送ってもらう。

「いやぁ明日会社で話すネタがいっぱいできたよ〜」

なんて言ったことに、彼女が

「あ、もうぜひ 一杯盛って話してください!!」

そうだそうだ〜盛って話してくれい〜!w

 

長岡ICの入り口ちかくのローソンで降ろしてもらい、連絡先を交換した。

また来る時は連絡して!とのこと

ありがたい!!!

 

次はどこを目的地にしようか地図を開く。

決めたのは塩沢石打SA

 

スケッチブックにも書き路肩でヒッチハイク開始!

15分ほどで一台の車が止まってくれた。

 

中に乗っていたのは若いお兄さんだった。

お兄さんは言った

「ここを通る車は、ほとんどそこに行かないよ。下道でもよかったらそこまで行ってあげるけど?」

と言ってくれたのでありがたく乗せていただくことに。

 

お兄さんの車の運転席には速度メーターの他にいろいろなメーターがついていてかっこよかった。多分すこしはいじってるのだと思う。

車の運転が好きだそうで、下道にもかかわらずめっちゃスピードを出していた。

たしか時速140km いや。乗っている時のGが、、w

でも超楽しかった。アトラクション乗ってる感じ。二人ともテンションMAXだった。

 

 お兄さんが

「新潟ではなんか食べた?」と聞いてきた

「いや、とくにこれと言ったものは食べてないですねぇ。。」

というと

「それはいけない。新潟はへぎそばが有名でいいお店を知ってるから食べていけ」

というのでお言葉に甘えて連れていってもらうことに。

 

連れてきてもらったのは”へぎそば小嶋屋総本店”というところだった。

結構しっかりしたお店でメニューを見ると定食がどれも1200円ぐらい。

正直、食に関してはちゃんとお金を払って食べようと言う気がなくあまり相場などがわからなかったのだが、感覚的にはちょい高?かな?

お兄さんはご馳走してあげるから好きなものを注文しなさいという。

連れてきていただいて、ご馳走にまでなるとは、、涙涙

 

ちなみに自分が注文したのは”漁師御膳”

お刺身丼とへぎそば、茶碗蒸にサラダがついたセットだ。てか量大盛り過ぎ。

彼女が頼んだのはレディースセット。中身は本人に聞いてくれ。

 

ご飯を食べながらお兄さんは地元の良さについて語ってくれた。地元というのは十日町市のことだ。

塩沢石打SAに行く途中に景色のいい渓谷があるからいってみるか?といわれ

もちろん自分たちの答えはYES. お願いして寄ってもらうことにした。

この時時刻はすでに15時ごろ。

ちょっとやばいかなぁなんて思ってたけどなんとかなる精神発動!ターンエンド。

 

渓谷に着いて車を降りると空気がとても冷たかった。そして景色も最高。

自然っていいわぁ〜。

河岸まで降りていって水を触ると、とても冷たい。

彼女はスマホを取り出しおもむろに川に突っ込んで川の中の動画を撮っていた。

いい映像が撮れたらこの顔だ

f:id:momosuzu3:20190612012728j:plain
f:id:momosuzu3:20190612012820j:plain

f:id:momosuzu3:20190612020638j:plain




存分に渓谷を楽しみ、本来の目的地 塩沢石打SAへ!

このとき時刻は16:30

ぶっちゃけ戻れるきはほとんどしてません!w

 

SAに向かう途中長岡の花火の話になった。

見に行きたいんですよね〜っていうと

なんと、会社の関係で神輿を担ぐと言う。

そして、もしよかったら来てくれと言われ、そしてうちに泊まってもいいよとも言ってくださり8月の1,2,3日は長岡行き決定となった。

 

SAの裏口前まで送ってくださり、別れ際に連絡先の交換。そしてお見送り。

あああぁ。相変わらずご縁がすごい。。 

 

さて裏口から入ってすぐにヒッチハイクに取り掛かる。ここまできたら仕事のようにこなす。 

行き先は赤城高原SA

時刻は17時過ぎ。日はだいぶ傾いている。時間はそう長くない。

 

ヒッチハイクを開始して20分ほど経ったろうか。

なんと同時に2台の車が止まってくれた。ヒッチハイクでダブルブッキングするのは初めてで驚いた。

2台のうち先に止まってくれた方に乗せてもらうことになった。

 

男性のかた一人で運転していた。

どこまで行く予定なんですか?と聞くとなんと東京の町田まで行くと言う!

なので東京の方面まで乗せてくれることになり、帰りは1台の車で帰れることになった。

なんという強運。

 

帰りの車ではすこし男性と話しあとは静かだった。

彼女はいつの間にか寝ていて、気がつくと自分も数分気を失っていた。

 

男性は狭山PAで自分たちを降ろしてくれた。スタート地点にもどってこれたのである。

お礼を言ってお別れをして、自分たちは駅に向かって歩き始めた。

 

帰り道の話題はもちろんこの二日間のこと。

 

「つぎはどこいこうかね〜」